博物館講座「沼田藩の武器・武具について」を開催しました。

20140712

7月12日(土)に歴史博物館講座「沼田藩の武器・武具について」を開催し、当館学芸員の小野瀬がお話をさせていただきました。

土岐頼稔は寛保2年(1742年)6月に老中に就任すると、翌7月には沼田藩への国替えが決まり、土岐家初代の沼田藩主になりました。土岐家は以後12代にわたり沼田を治めました。

今回の講座では、土岐家に伝来している甲冑や刀剣をはじめとする代表的な武器・武具類に関する資料などをとおして、「武家のたしなみ」について解説しました。

土岐氏の歴代藩主のなかには、幕政の要職である老中、京都所司代、大坂城代、寺社奉行、若年寄、奏者番などに就いた藩主も少なくなく、土岐家は幕府の信任の厚い大名家でした。そのため、徳川将軍家より賜った短刀などもありました。

ほかにも、槍術、弓術、剣術、馬術、砲術など、武芸についても解説しました。そのうちの槍術では、紫衣事件で上山藩(山形県上山市)へ流された大徳寺の僧沢庵から藩主土岐頼行に伝授された「自得記流槍術」が、土岐家の御家流儀として代々藩主に伝えられています。12巻から成る「自得記流槍術」は土岐家から沼田市に寄贈され、当館に寄託されています。

今回の講座は「武家のたしなみ」について考える機会になったのではないでしょうか。講座に参加されたみなさんは、メモを取りながら熱心に聞かれていました。

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