第111回企画展
「弥生人は二度死ぬー再葬墓ってなに?ー」
開催概要
群馬県は弥生時代の再葬墓(さいそうぼ)の中心地の一つです。再葬墓は、遺体を一度土中に埋めたり、さらしたりして白骨化させてから土器に納め、再び埋葬することでつくられた墓のことです。現代の私たちからすると、特殊な葬法に見える再葬墓はどうしてつくられたのでしょうか。
本展覧会では、初めに西日本を代表する吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)出土品と東日本の再葬墓出土品が登場します。そして、再葬墓研究のきっかけとなった岩櫃山鷹の巣岩陰遺跡(いわびつやまたかのすいわかげいせき)(群馬県東吾妻町)から出土した土器が里帰りをします。
また、沖縄地方では洗骨葬(せんこつそう)というよく似た葬法が近年まで行われていましたが、沖縄以外で初公開となる写真と厨子甕(ずしがめ)(蔵骨器)で洗骨を紹介します。近年の研究を通じ、なぜ弥生人が二度死ぬのかを探ります。
本展覧会では、初めに西日本を代表する吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)出土品と東日本の再葬墓出土品が登場します。そして、再葬墓研究のきっかけとなった岩櫃山鷹の巣岩陰遺跡(いわびつやまたかのすいわかげいせき)(群馬県東吾妻町)から出土した土器が里帰りをします。
また、沖縄地方では洗骨葬(せんこつそう)というよく似た葬法が近年まで行われていましたが、沖縄以外で初公開となる写真と厨子甕(ずしがめ)(蔵骨器)で洗骨を紹介します。近年の研究を通じ、なぜ弥生人が二度死ぬのかを探ります。
展示資料
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人面付土器 茨城県女方遺跡(東京国立博物館蔵)
Image:TNM Image Archives -
土偶形容器 長野県渕ノ上遺跡(東京国立博物館蔵)
Image:TNM Image Archives -
貝輪 佐賀県吉野ヶ里遺跡(佐賀県蔵)
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国重文 人面付土器 茨城県泉坂下遺跡
(常陸大宮市教育委員会蔵) -
県重文 壺形土器 群馬県沖Ⅱ遺跡
(藤岡市教育委員会蔵) -
厨子甕(日本民藝館蔵)
基本情報
会期 | 令和6年10月5日(土)~11月24日(日) |
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開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 毎週月曜日(ただし、10月14日(月・祝)、10月28日(月)、11月4日(月・振休)は開館、10月15日(火)・10月29日(火)・11月5日(火)は休館) |
観覧料 | 一般800円・大高生400円・中学生以下無料 |
主催 | 群馬県立歴史博物館 |
お願い | 館内で飲食はできません。 |
その他 | 関連事業などは、状況により、内容に変更を生じる場合があります。 |
ちらし | 弥生人は二度死ぬ(PDF) |